プロフェッショナルファウル溝ノ口支部長、渡辺キョウスケが、
陰ながらPFを応援するべく、様々なアイデアを乱れ撃ち。
仲間に流れ弾が当たってもお構いなしの精神で。

2017年11月19日

vol.19『このいえいいいえ いえいえいいえ』を考えるB

インタビューAのつづき)

―今回は、「家を売る側の夫婦」が小林拓司と稲田佳菜/山田くらげ(ダブルキャスト)、「家を買う側の夫婦」が能村圭太と沼田電池という組み合わせになってます。ちょっと前に、拓司と電池さんの組み合わせがPFの過去の公演では多い、みたいな話になりましたが(笑)

又吉:ええ(笑)

―今回は違いますけど、何でこの組み合わせに?

又吉:逆の組み合わせでも読んでもらったりしたんですけど、何かこの配役になったんだよなぁ・・・。まあ、拓司と電池さんだと、よく見るからっていうのもあるけど(笑)

―拓司×電池の組み合わせをよく見る、というよりは、能村×電池っていう組み合わせが新鮮だなという印象があって。

又吉:あー。でも、この組み合わせはバランス良くて、(売る側の)ちゃらんぽらんな拓司に対して、山田さんはドッシリ迎えてくれる感じあるし、かんた(稲田)はかんたで良い奥さん、って感じでやってくれるから。で、こっちの買う側は、電池さんの凛とした、かつ時々、突飛な感じが、能村の真面目で根は優しい感じを受け止めてくれるというか。

―何というか、それぞれの役の優位性というか、パワーバランスでこの配役になってるのかなと。売る側の夫婦は、結構、旦那が亭主関白じゃないですか。

又吉:ふふふ(笑)

―で、買う側は、結構奥さんが引っ張っていく感じというか。そう考えるとこの配役になるのかなと。

又吉:まあ、拓司は亭主関白だからね(笑)

―能村くんは女の人に対して弱くて(笑)

又吉:紳士というか(笑)ああ、確かにそうかもね。



―じゃあ、個々人についても聞いていこうと思うんですけど。まず、「家を売る側」の夫役の拓司から。すごいハマってるよね、無責任な感じが(笑)

又吉:(笑)そうだね、アイツの長所・・・長所?(笑)が、まあ、生きてるよね。

―何でコイツ今こんなこと言ったんだよ、みたいなところがあるというか(笑)

又吉:アイツのムカつくところが丁度よく笑いになってる(笑)

―結構深刻な事態でも、一人深刻じゃない空気出してるみたいなね(笑)

又吉:でも、この役が一番、色んな方向にベクトルが向くから、そことの兼ね合いがやってて難しそう、ていうか大変そうだね。

―だから、その辺自然に良さが出てくればいいなって感じですけど、拓司くんって、狙うと自然に出来ないじゃないですか(笑)

又吉:ホン読みの時に出来てたのに、台詞覚えて責任が伴いだすと出来ないっていう(笑)だから如何にホン読みをいい加減にやってるかっていうのが分かる(笑)だから、責任ある役を無責任にやらせるにはどうしたらいいか、っていうのを結構探ってるね。



―次に、「家を買う側」の夫役の能村くん。この役は拓司演じる「売る側」の夫の元・部下という役どころでもあるんですけど。こっちもね、分かるって感じというか(笑)

又吉:(笑)

―前半のあそことかね。すごい嫌なヤツだなと思って(笑)

又吉:あそこね(笑)今回、当て書きしてないんだけどね。

―あ、そうなんだ?

又吉:うん。でも、読んでみたら、あんなムカつく感じになるんだと思って(笑)褒め言葉になってないけど、もう、にじみ出る腹立たしさがドンピシャだなと(笑)

―アレ、ちょっと能村くんの印象悪くなるんじゃないかって位、腹立つ言い方だよね(笑)

又吉:演出しててもコイツー!ってなる(笑)

―でも、ある時期から、能村くんに飛び道具的な役を振らなくなりましたよね。ツッコミというか、常識人的な役が最近多いような。

又吉:元々、演技も見た目も派手だから、そういうのを振ってきたところはあったんだけど、それだけだと勿体無いなという気にもなってきて。演出してるこっちも、能村本人も、そればっかりだと飽きてくるんじゃないかっていうのはあって。

―確かに、能村くん本人からも、もっと自分は他のこともやりたい、という感じは受ける。

又吉:だから、能村が持ってるカードと、こっちが今回やりたいことを照らし合わせて、こういうことも出来るかな、と。以前の様な飛び道具的な面白さも無くす訳じゃないんだけどね。

―イレギュラーバウンド的な面白さを以前は演出でオーダーしてたけど、イレギュラーはイレギュラーで出るから面白いんであって、役者本人には普通のことをオーダーした方がいいっていうのはあるのかなと。

又吉:そうだね、そこからはみ出るほうが、演技としては豊かなものになるかもね。

―最近は、ソガイカン!!をやるようになって、「すごく受けの芝居を考えるようになった」というようなことを本人から聞いて。

又吉:ああ、言ってた。

―どうですか、演出としてその辺の実感は?

又吉:えーとね、そういう芝居が増えてきたな、と思うこともあるけど、そうじゃない時もある(笑)

―(笑)

又吉:その辺は即興と実際台本のある芝居との違いもあるのかなとは思うけど。でも、そこは段階じゃないのかな。ちゃんと台詞が入ってきたら、受けの方にも意識は行くと思うので。

(つづく)

次回は、女優陣について聞いてみました。

それではまた次回。
アリーヴェデルチ!(さよならだ!)


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posted by 渡辺 at 22:19| vol.19インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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