プロフェッショナルファウル溝ノ口支部長、渡辺キョウスケが、
陰ながらPFを応援するべく、様々なアイデアを乱れ撃ち。
仲間に流れ弾が当たってもお構いなしの精神で。

2010年12月12日

特別支援 PFvol.9『約三十の嘘』を考えるA

「約六×五=三十の嘘アンケート」

<アンケート内容>
@役名・役への意気込み
A今までの人生でついた嘘を5つ教えてください。


・小林 拓司(こばやし たくじ)

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@佐々木(ささき)役
おおまかに言えば「何か嫌な奴」という役なんで、観に来て頂いて方々にそのまま嫌って頂ければ幸いです。

A
・大学入試のとき、歴史学志望と先生や親に言っていたが、誰にも何も言わず、哲学志望にチェンジしたこと。

・コンビニで330円のものを買い、530円を払ってお釣りをもらおうとしたが、店員に「1530円ですね」「1200円」のお返しです」と言われ、さらに普通に200円渡してきたのに何も指摘しなかったこと。

・ツイッター上でつぶやきたいことがあってもあえて独り言でつぶやく。

・無理して学校に行き、案の定、体調を悪くして早退するという、偽りの皆勤賞をとったこと。

・服屋さんで全く興味のない服を勧められても、買う気を装って、無駄な会話をする。


・能村 圭太(のむら けいた)

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@横山(よこやま)役
こんなサギ師いるかーいって思われないようにしよう。

A
・インターネット上で「女の子」を演じてチャットしていた。

・2度と会うことはないだろう人たちとの一度きりの飲み会で「彼女がいる」と虚勢をはることが多々ある。

・初めて行ったキャバクラで女の子に名前を聞かれて、とっさに「ともゆき」と答えてしまった。

・地元で妹の車を運転してた時、実家の駐車スペースに車を止めようとして思いっきりぶつけたけど、事故現場を目撃していた祖父が、俺にも妹にも一言も言わず修理して凹みを消した為、大事に至ってない。

・PFホームページをお気に入り登録していないことについて何度か怒られて、その度に登録しとくよとその場で言うけど、まだお気に入り登録していない。


・西堀 晴香(にしぼり はるか)

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@今井(いまい)役
一番謎が多いというか、どの台詞が嘘なのか本当なのか、自分でも分からなくなってしまう役ですが、それで共演者とお客さんをいい具合に騙したいと思います。

A
・高校の時、学校をサボって姉と旅行に行ったのに、担任には「風邪ひいた」と言ってごまかした。

・美容院で進路のこととか家族構成とか色々聞かれてめんどくさくなったので「姉が一人だけ、来年は専門学校に行く」と言った。

・高校の時に風邪引いて喉が渇いたので、冷蔵庫のチューハイをこっそり飲んで、顔が赤いのは熱のせいにした。

・梅干しが嫌いだけど、前のバイト先のまかないでめっちゃ忙しい中作ってくれたおにぎりの具が梅干しで「おいしいです!」と言ってほとんど噛まずに飲み込んだ。

・思い出そうとしたけど4つしかできませんでした。なぜなら私は今までとても正直に人生を過ごしてきたからです。


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それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)


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2010年12月05日

特別支援 PFvol.9『約三十の嘘』を考える@

「約六×五=三十の嘘アンケート」

<アンケート内容>
@役名・役への意気込み
A今までの人生でついた嘘を5つ教えてください。


・神長 春菜(かみなが はるな)

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@宝田(たからだ)役
女サギ師って「イイ女」のイメージがあるんですよね・・・。声も見た目も「イイ女」に程遠いので、どうしようかと思ってます。未だに。

A
・「タバコ?いや〜吸わないですね〜。」
 吸います。

・「風邪気味なんで声こんなんでスミマセン。」
 元からです。

・「車の中が散らかってると落ち着かないですよね。」
 平気です。

・「こんなに天気が良いと洗濯したくなりません?」
 家事とかしません。

・「禁煙しよう。」
 結果的に嘘になっちゃいました。


・昆 節夫(こん せつお)

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@久津内(くつない)役
久津内さんはとてもいい人なので、誰かの悪口を言ったりしないように日常生活から心がけています。

A
・高校生の頃、足が痛いと言って部活を休んだ。

・中学生の頃、しょうがねぇなぁという感じで学級委員長を引き受けたけど、ほんとはそんなに嫌じゃなかった。

・小学生の頃、好きな人の話になった時、二番目に好きだった子の名前を言った。

・友達から借りたポケモンのデータを消してしまったけど、最初から消えてたと言い張った。

・↑の「役への意気込み」で書いたことをほんとは全然心がけていない。


・又吉 知行(またよし ともゆき)

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@志方(しかた)役
飄々とした役なので意気込み過ぎないようにしたいです。ギブスをはめる役なのですが、誰かみたいに骨を折らないように気をつけます。

A
・のじこ(神長)が「タバコを一本下さい」と言ってきた時に、全然大丈夫だよっていう顔をしたこと

・昆にものすごいムカつく態度をとられても全然大丈夫ですって顔をしたこと

・能村が作・演出した舞台に小道具を貸したら、能村自身がそれを壊し謝ってきたので、「許すよ」って言ったこと

・拓司が僕が提供したサングラスの小道具を壊して、「許すよ」って言ったこと

・キョウスケに「このアンケートよろしく」って言われた際、面倒くさかったが全然大丈夫って顔をしたこと


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次回は小林・能村・西堀のアンケートをお贈りします。

それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2010年08月22日

特別支援 PFvol.8『サマージャム2010』を考えるB

さあ、本番まで1週間を切り、今週がラストです!
「サマーアンケート2010」!!

第3回は、「モテない大富豪とそのメイド」のグループ(能村・須藤)です。


アンケート内容:
@今回の役と、役に対する意気込み
Aあなたの「夏の1曲」



・能村 圭太(のむら けいた)

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@モテない大富豪・岡根(おかね)モチオ役
女の子にモテないことをスゴく悩んでる役なのですが、モテたいという欲望が忠実に、より粘っこくお客様に伝わればいいと思います。

Aスムルース「恋ズドン」
夏の要素が全て凝縮された1曲。


・須藤 千栄子(すどう ちえこ)

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@モチオのメイド・寅子(とらこ)役
自分の大きさを生かせる役なので、体張っていこうと思います。

Aangela「あの夏を忘れない」
タイトルに夏が入っているから。angelaっつーグループが好きなんです。


以上、サマーアンケート2010でした。こんな面々で今回はお贈りいたします。皆様のご来場、心よりお待ちしております!!


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2010年08月15日

特別支援 PFvol.8『サマージャム2010』を考えるA

1日遅れの更新です。本当にスンマセンの世界です。

では、今回も引き続き参りたいと思います、
「サマーアンケート2010」!!

第2回は、「病院を抜け出し海を見に行こうとするカップルと、それを追う医師」のグループ(小林・萩原・渡辺)です。


アンケート内容:
@今回の役と、役に対する意気込み
Aあなたの「夏の1曲」



・小林 拓司(こばやし たくじ)

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@アキの彼氏・サク役
色々なことに巻き込まれるという役どころです。とにかく大袈裟な芝居を目指してます。

AThe Rubettes「Sugar Baby Love」
ルベッツは70年代のイギリスのバンドで、この曲は夏っぽいCMなどでイントロの部分がよく使われているので、聴いたことはあるはず。ファルセットの感じで「ア〜ア〜」という感じで歌っている洋楽があったら、多分これです。


・萩原 湖珠恵(はぎわら こずえ)

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@病気の女の子・アキ役
一緒のグループというか、ほぼ相方のサクがすごく面白いので、自分も浮かないように頑張りたいです。

AB'z「Ultla Soul」
B'zの稲葉さんが好きでして。あの曲のPVが、ですね。もう、水と稲葉さんと青い空がひどくマッチしてるんですね。暑いのあんまり好きではないんですが、あれを見てるとプールに行きたくなる・・・。そんな私にとっての夏の1曲ですね。


・渡辺 キョウスケ(わたなべ きょうすけ)

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@カップルを追いかける医師役
今回、脚本も担当してるんですが、自分に長ゼリフをフってしまい苦労してます。本番までに覚えられるように頑張ります。

AT.M.Revolution「HIGH PRESSURE」
僕の中で夏といえば、サザンやTUBEよりもこの人です。浅倉大介のデジタルサウンド、井上秋緒の洒落てる歌詞、そして西川貴教のキャラクターが、中学生の頃大好きでした。この曲を聴いて、カラダを夏にします。


次回は「モテない大富豪とそのメイド」のグループ(能村・須藤)です。


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2010年08月08日

特別支援 PFvol.8『サマージャム2010』を考える@

今回もやってまいりました、恒例の公演1ヶ月前特別支援!

今回は「3つのグループの物語が交差する内容」ということで、出演者の皆さんにとったアンケートを、各グループ毎に紹介していこうと思います。

題して「サマーアンケート2010」!!


第1回は、「集団自殺を試みようと、死に場所を探す男女4人」のグループ(又吉・神長・昆・黒田)です。


アンケート内容:
@今回の役と、役に対する意気込み
Aあなたの「夏の1曲」



・又吉 知行(またよし ともゆき)

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@気弱な中年サラリーマン・春畑(はるはた)役
チョビヒゲをたくわえているので、外堀から埋めていくように役作りしていくつもりです。

ABEAT CRUSADERS「IT’S A SMALL WORLD」
5年前のvol.1「イッツアスモールワールド」のオープニング映像に使いました。夏の暑い中、作業してる間も聴いていたので、夏といえばこの曲ですね。vol.1は色々あったなぁ。そういえばあの時も、のじこは足をケガしてたなぁ(遠い目)。


・神長 春菜(かみなが はるな)

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@春畑の不倫相手のOL・角野(かくの)役
皆から蔑まれる役ですね。男共は普段からあーだこーだうるさいので負けないように頑張ろうと思います。

Aスピッツ「チェリー」
だいぶ昔の曲ですが、大学入ってすぐの夏休み、改めてはまってずっと聴いてました。「こうゆうのいいなぁ・・・」と妄想しながらバイト通ったりしてましたが。在学中にそんなステキなことありませんでしたね。あーあ。


・昆 節夫(こん せつお)

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@元野球選手・前田(まえだ)役
野球選手の役なので、高校時代に着ていたユニフォームを実家から送ってもらいました。送りバントをきっちり決めるような、いぶし銀な働きが出来たらなと思います。

Aaiko「夏服」
中学卒業の時、初めて買ってもらった携帯電話で、最初にダウンロードした着メロがこの曲だったと思います。しっとりした感じが好きでした。


・黒田 忍(くろだ しのぶ)

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@死にたがる女・松本(まつもと)役
世の中を嫌いになっていきたいと思います!

Aケツメイシ「夏の思い出」
理由:まんま!


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次回は「病院を抜け出し海を見に行こうとするカップルと、それを追う医師」のグループ(小林・萩原・渡辺)です。


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2010年03月28日

特別支援 PF新メンバーを考える

この度、PFに新メンバーが加入しました!!

しかも2人も!!

1人目は、能村圭太クン。

能村.JPG

彼は又吉・渡辺と演劇集団「風ノ街」時代の同期で、PFにはvol.4の『ナンシーちゃん』に出演しています。

写真はチェリー☆パイのギャグ「パーイパイ黒ハート」をやっているところ。チェリー☆パイ解散しちゃったんで、そのギャグはもう君の物だ!


2人目は、大長陽二朗クン。

大長.JPG

茨城大学の映画サークル「自主映画製作の会(JEK)」出身の彼は、映像スタッフとしてPFに加入してもらいました。

新メンバー歓迎会をやるということで、スーツで正装してきてくれた大長クンでしたが、集合時間に渡辺しかおらず、残念な感じに。時間にルーズな人間ばっかでゴメンなさいね。


集合時間から1時間半後、ようやく全員集合。(遅せえ!)

全員集合.JPG

互いに杯を交わしながら、能村クンがここではとても書けない体験談を、大長クンが拓司の元カノの話を暴露したのに対し、又吉が自らの失恋遍歴トークで答えるという、奇妙な契りが交わされました。PFってホントに怖い団体だと思いました。


それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2010年03月07日

特別支援 PFメンバーの先輩の大学卒業祝いを考える

PFメンバーが茨城大学の演劇サークル・演劇集団「風ノ街」に所属していた頃の先輩で、現在は、PFと同じく水戸で活動する劇団・キミトジャグジーに所属するホラグチタダヒロさん。

そのホラグチさんがこの度、10年間(!)在籍した茨城大学を卒業されるということで、ホラグチさんと関わりがあった風ノ街OB・OGが一同に水戸に会し、「ホラグチタダヒロの卒業を祝う会」が開かれることになり、風ノ街在籍時代には3作も僕の書いた脚本を演じてもらい、その後もキミジャグさんに2回程脚本提供させていただいたりと、非常に懇意にさせていただいている身としては、どうして行かない理由があろうか!ということで、祝う会、出席して参りました。

で、やはりお祝いということで、ここはプレゼントが必要だろうと思い、何がいいか色々考えた結果、コチラの品を贈らせていただくことにしました。


00ガンダム.jpg

OOガンダムのプラモデル。
(1/100スケール・OOライザー)

00年に入学し、ガンダム好きとしても有名なホラグチさんにちなんだ品です。

ただ、このプレゼントに関して、1つだけ懸念事項がありました。それは、OOガンダムには「ダム」が無いということです。

※「ダム」とは…?
ガンダムの脚部に見られる「ふくらはぎのくびれ部分」の名称。ガンダムのパロディ漫画『トニーたけざきのガンダム漫画』にてシャアが、実はあの部分にガンダムが高性能である所以の秘密の機構が隠されていて、その為に足が膨らんでいる(ジオン軍のモビルスーツは膨らんでない)という説を提唱している。

(参考画像:お台場1/1ガンダムの「ダム」部分)
ダム.bmp

『トニーたけざきのガンダム漫画』が好きなホラグチさんとしては、他の「ダム」説肯定派の人々と同じく、「ダムのないガンダムなどガンダムじゃない!ガンだ!」と、OOをガンダムとして認めていないんじゃないだろうか…。

そんな不安もありながら、実際にホラグチさんにプレゼント。

僕「(渡して)すみません、ダム無いヤツですけど…」

ホラグチ「(受け取って)いいよいいよ。足など只の飾りだから。上の人にはそれがわからんのですよ

さすがホラグチさんです。

その後、2次会、3次会と、飲んで唄って騒いで、朝5時の2ショット。

ホラグチさん.jpg

2人とも顔がショボショボになってます。花粉症のホラグチさんは鼻声でしゃべり方が山瀬まみみたいになっていました。お疲れ様でした。

では、最後に改めて…

ホラグチさん、ご卒業おめでとうございます!!

それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
posted by 渡辺 at 23:05| 特別支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月14日

特別支援 PF第7回公演『ワンダリング・ワンダーランド』を考えるA

前回に引き続き、作・演出の又吉クンへのインタビュー。今回は「演出についてのワンダリング」です。


―年明けの稽古初めで配役を変えてましたよね。

又吉:変えちゃいましたね。

―配役も迷った?

又吉:かなり迷った。

―それってどういうところでの迷いだったんですかね?

又吉:もう色んなこと考えすぎちゃって。今まであまりその役者がやってこなかったようなキャラクターを見てみたくて振ってはみたものの、この実験は今回やっていいものかっていうのでずっと迷ってた。台本がまだそのときウロウロしてた状況だったから尚更。

―台本の迷いがそのまま配役にも影響したと?

又吉:まさにだと思う(笑)

―今回の客演の人たちは、こういう役を振ろうって決めてて呼んだの?それとも、作品の雰囲気的に合いそうっていうので?

又吉:ある程度は決めて誘ったんですよ。実際今の配役にしようと思って誘ってはいたんだけど、台本のカンジからしてもしかしたら配役を変えるかもとは思ってました。でもそれでも対応出来そうな人にお願いしたというか。

―ある程度の振れ幅を見込んでっていう?

又吉:そうですね。台本は書き直すだろうなーっていうのだけは確信してた頃だから(笑)

―実際今の配役に変えてみて、冒険はした感じなんですかね?それとも、割と当初考えてた配役に収まった?

又吉:後者だね。最初のは本当冒険してて、それでもイケるとはふんでたんだけど、台本への信頼がまだ出来てなかったから、他のとこで不安材料を減らしたかったんで、今の、当初思い描いていた配役に無理言って代わってもらいました。本当ふらふらして申し訳ないっすよ。

―でも、又吉演出って、割と配役に関しては手堅いっていう印象なんですが。

又吉:そう。あんま冒険しないね。

―「この人にこんな役やらせるんだ」っていう意外性よりも、「この人、ここまでできるんだ」っていう役の伸び率で観せてるような感じがするんですが。そういうことの方が、演出としては関心があったりする?

又吉:全然違う役が似合うかどうかっていうののイメージは沸かないんだけど、その見たことのある演技の路線から派生するキャラのイメージは出来たりするんすよ。配役のときも結構「これ出来るんじゃないかな」っていうのを予測して振ったりもするんだけど、今回は結構今までの自分のイメージの真逆に近い配役だったから、伸びしろを待つのに根気が必要だと思ったんですよ。でもその時点で結構稽古時間が切迫してて、演出するからには公演に責任を持たなきゃいけないし、諸々考えるとリスキーなことは出来ないなってね。実際最初の配役でも、なんとかして出来たかもしれない。実際どう化けるかは分かんないですからね。

―最初の配役は結構冒険してたと思うよ(笑)

又吉:あの配役でも観てみたかったってのもあるね。もうちょい余裕のある時にやりたかった(笑)

―一幕劇だと出ハケが少ないから、役としての耐久力を重視してっていうのもあるんですかね。

又吉:あー、そうかも。

―その役の人物としてずっと立っていられなきゃいけないっていう。

又吉:一人一役系の芝居だと、それがハマらなかったら結構致命的なとこあるからね。

―全然違う役やらせてそれを完成まで持っていくのと、作品自体を演出するのって、ちょっと別の作業になってくるしね。

又吉:そうそう。役を完成までもってくことを役者に任せてもいいとは思うんだけど、どうも口出しちゃうというか。作品の演出と同時進行でやりたがっちゃうから、結果作業を増やしちゃうんだよね。

―今回はもうちょっと作品世界自体を作ることに集中したかった?

又吉:したかったねー。台本という土台の部分でいかにウロウロしてるかっていうのを嫌というほど分かってたからね(笑)最悪演出でなんとかしなきゃってとこまで思い詰めてたから。今は台本を信頼出来てるけどさ(笑)

―でももう今は稽古が楽しいそうで。

又吉:そうなんです。こんなに楽しいものかって思う日が最近多くて(笑)

―迷いも抜けて順調なんでしょうか。

又吉:迷った甲斐があったよ、本当。あとやっぱり今までの経験が徐々に活かされてきてるのかもしれないね。

―今までというと、これまでの公演ってこと?

又吉:今まで下手なりにも演出やってきたから、現場で役者に何を伝えたら演じやすいかっていうののコツを、ちょろっと掴んできた気がします。本当はもっと作品をどう見せるかを上手くなんなきゃいけないんだけど。

―ようやく見えたと?

又吉:ワンダーランドが?(笑)

―ワンダーランドじゃまだ迷ってるじゃん(笑)いや、到達点がね。

又吉:あ、そうか(笑)

―今回気になるのが舞台装置なんだけど、洞窟じゃないですか、舞台が。

又吉:そうですねー。

―どうするの?実際(笑)

又吉:いや、やりますよ。洞窟っぽいのを。拓司が四苦八苦してる(笑)

―舞台美術でね(笑)建築物だったら、規則的だからまだ作りやすいけど、洞窟って岩だからね。自然物(笑)

又吉:どうあのデコボコ感を出すのかね。まあそこはお楽しみというかね(笑)

―結構見所ですよね(笑)あと、見所といえば、洞窟ということで、○○のシーンがあるじゃないですか?・・・あ、これ言って大丈夫?(笑)

又吉:それはシークレットのほうが良いかも(笑)

―あ、了解です(笑)じゃあ、最後に、これを見ている方々にメッセージを。

又吉:製作初期でかなりワンダリングしてた作品ですが、今見たカンジでは結構見やすい作品になってるんじゃないかと思います。頼もしい面々も揃ったので、是非ともご覧になって下さい。いつもより女性が多くて華やかさはアップしてると思いますんで(笑)


シークレットになった「○○のシーン」とは、一体どんなシーンなのか!?答えは2/20・21に水戸生涯学習センターで!!宣伝っぽい!!

公演情報はコチラ↓
http://pfofficial.shime-saba.com/wondering.html

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2010年02月07日

特別支援 PF第7回公演『ワンダリング・ワンダーランド』を考える@

公演2週間前ということで、久しぶりに作・演出の又吉クンへのインタビューです。

今回は、タイトルにちなんで、『ワンダリング・ワンダーランド』が出来るまでに、どんな「ワンダリング」(彷徨い)があったかを聞き、その作品世界を探っていきたいと思います。

今週は、「台本についてのワンダリング」です。


―今回、「密室探訪」のネタ(「第六訪」参照)が元になって書かれた作品ということですが、あの時点で話の筋はある程度出来上がってたように思うんですけど、台本完成まで、かなり難航していたみたいで。

又吉:かなりウロウロしたね(笑)

―台本にするにあたって何が作者として引っ掛かっていたんでしょうか?

又吉:展開の仕方が2パターンあって、それでどっちにしたほうが良いかってところで迷うことになったんです。んで、登場人物の数とか諸々で、こっちで行こうと決めたらそっちは「密室探訪」のやつの展開じゃなくて、新たなストーリーを考える苦労っていうのが結構引っかかったですね。

―1回完成してからラストを書き直してたけど、アレがそのもう1つのパターン?

又吉:それは今回の展開でのパターン。「密室探訪」からは中盤から違ってきてるから。なんか第一稿のが気に入らなくてね(笑)

―じゃあ今回は相当迷ってるね(笑)

又吉:もうホント迷った(笑)

―その迷いって、「密室探訪」の時に書いてた「どれだけ重くなりすぎないようにするか」っていうところでのこと?

又吉:それもあるね。なんかどんどん重い雰囲気になってく気がしたから、もっと遊べるキャラクターがいたほうが良いんじゃないかって考えて、それもあって新展開のほうを選んだからね。

vol.5『鉄塔の上の三人』の時に、「重くなりすぎたかも」みたいなこと言ってたよね。それを踏まえて?

又吉:アレも極力見やすいようにはしたけど、土台のストーリーが『鉄塔〜』より結構重くなりそうだったからこれは大丈夫かと。稽古が辛くなってしまうんじゃないかと(笑)

―それって又吉クンの趣向というか、重ための設定をやりたいっていうのがまずあって、その上でいかにそれでもコメディとして遊べるかっていうのがあるのかなっていう。

又吉:良いこと言うねー(笑)

―それかその逆で、コメディをやりたいっていうのが前提で、プラス、重たい設定にドラマ性みたいなのを求めてるのかなとも思うんだけど。そこら辺どうですかね?

又吉:最初にどっちに比重を置いたほうがこのストーリーが似合うかなーっていうのは考えるかもしれないっすね。笑いの中に重たい設定っていうのは今までのでは無いかなー。重たい状況の中でも笑えてしまうシーンってのはあると思うんで、出発がコメディでもシリアスでも、笑えるようなシーンは入れていきたいなとは思ってますね。

―コメディって、結構ストーリー性出しにくいところあるじゃないですか。だから、コメディをやりながら、かつ、ストーリー性の芝居もやるっていう、そこら辺のせめぎ合いなんですかね。

又吉:そうですね。結構コメディはストーリーを許容するキャパがでかいというかでも「笑える」水準は高いから、なかなか手を出せないでいる(苦笑)

―真正面から「コメディ」って言っちゃうとハードル高いところあるよね(笑)だから「○○・コメディ」って毎回銘打つことで、笑いについて「笑えたら笑っていいですよ」位のスタンスで観客に提示できるのかなと(笑)

又吉:見やすい雰囲気を出す為に(笑)

―「密室探訪」の時と展開を変えたってことだけど、あの時から、キャラが増えてますよね。宗教家の女の役。

又吉:ああ、富田さんの役。

―台本読んでみて、割とあの役が、その「コメディ」の部分を担ってる印象があったんですが。

又吉:もう最初は一手に任せようと思ってたんですあの役に(笑)でも他のキャラもちょっとずつ、配役しながら書き直したらコメディ要素を持ったキャラクターに変化してったんで、富田さんに全部放り投げずにすみました(笑)

―重過ぎないように、ってあの役足したんだと思ったんだけど。全体的にやっぱりそこらへんのバランス調整はあったと。

又吉:最初はもうホントそうだったんだけどね。結果的に調整出来て良かったです。

―『鉄塔〜』を観た時に、あれは本当に最近の又吉作品のエッセンスが詰まってるというか。閉鎖空間で煮詰まった人たちの会話劇で、それが沸点に達してポーンと非日常に飛ぶみたいな。その様がシリアスにもコメディにも見て取れるという。

又吉:あー、確かにそうかも。

―で、今回は、完成した台本読んでみた感じでは、書き直されたラストも含めて、そういう作品世界にプラス、ちょっと間口が広がったような、ポップというか、ガーリーというか(笑)そういう見易さがより意識された作品になったのかなっていう感じがしたんですが。

又吉:書き直す前はなんか酷い最後になってましたからね(笑)あんまりにも限定された最後っていうより、これはハッピーエンドなのかバッドエンドなのかっていう、見る人によって表情が変わる作品が好きってのはある。コメディだと笑えるのに越したことは無いんだけど、シリアスコメディならそういう感じのが。

―書き直す前の本を読んだ時は、普通にこのまま行くのかなって思ってたんだけど、今回、一回そこに待ったが入ったわけで。それって又吉クンの「シリアス・コメディ」っていうジャンルに対する意識の持ちようというか、成熟というか(笑)もう一歩先に進もうっていうのがあったのかなっていう。

又吉:おかげでもがきまくっているっていう(笑)でも成熟はまだまだみたいだけどね(笑)

―いや、でも、何と言うか、ちょっと今までの同ジャンルの又吉作品とは、ちょっと違ってきてるかなって感じがするんだけどね。

又吉:本当っすか?好みが変わってきているのかもしれないね。

―『鉄塔』でそこら辺のは一回やりきった感みたいなのはあった?

又吉:それはあるかも。あれはそういうのがあればあるほど似合う話だったから。

―今回はそこからもう一歩踏み込んだ作品だと。

又吉:あーそうなのかなー。そうかもしれない。書き直しをさせたのはそういう意識があったのかも。歯切れ悪いけど(笑)


歯切れが悪いところで次週に続きます。次週は「演出についてのワンダリング」です。

公演情報はコチラ→(http://pfofficial.shimesaba.com/wondering.html

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2009年09月13日

特別支援 PF第6回公演『レディースコントジェントルメン』を考える

公演1週間前ということで、今回は『レディースコントジェントルメン』の企画・構成を務める、又吉レディーファースト渡辺ユニオンジャックのお二方(※注:又吉知行・渡辺キョウスケとは別人)にインタビューしてみたいと思います。


−というわけで、お二人に今回の公演のお話をお聞きしたいのですが。

又吉レディーファースト:
ちょっと後にしてくれないか。我々は今、午後のティータイムの最中なんだ。


渡辺ユニオンジャック:
紳士の嗜みとして、毎日午後3時のこのティータイムを欠かすことはできないからね。


−はあ。

(1時間後、2人がカップのダージリンティーを飲み終える。)

−そろそろよろしいでしょうか。

又吉:待たせたね。さあ、何でも聞いてくれたまえ。

−まず、その名前は一体何なんですか。

渡辺:何って、ジェントルネームに決まっているだろう。

−ジェントルネーム?

又吉:レディースコントジェントルメンの演者である我々は、常に紳士・淑女の精神を持って演じなければならない。そのために我々は、自らの名前に、紳士・淑女を象徴するものの名を冠しているのだよ。それがジェントルネームだ。

渡辺:君、不勉強にも程があるぞ。

−すみませんでした。さて今回、PF初のコント公演ですが、「紳士淑女のためのコント集」ということで、普通のコント公演と何か違うのでしょうか。

又吉:コント公演というと、どうしても一本芝居と比べて、まあ、そうである・ないに関わらず、観客に密度などの点でパワーダウンしてしまっている印象を与えがちだと思うんだよ。それ故に、お祭り騒ぎのようなにぎやかな雰囲気にして、「公演」というよりもむしろ「イベント」という感じでやってしまうことで、その印象を回避するという方法論もあると思うんだが、PFの役者で考えたときに、それはあまり適していない気がしてね。

渡辺:PFの役者は、こう言ってはなんだけれども、「華」が無いというか(苦笑)。まあ、それ故に、普段PFでやっているような群像劇には非常に適したリアリティを持っているとは思うんだけれども。お祭り騒ぎにするまでの派手さっていうのは無い。じゃあどうしたらいいかということを考えた時に、もっと、コント自体の構造で笑わせていくような、ガッチリと構築されたコント集にすればいいんじゃないかと思ったんだ。

―役者の身体性ではなく、脚本の仕組みで笑わせる、ということでしょうか?

又吉:そうだね。そうすることで公演自体の、作品としての密度を上げることができるんじゃないかと。それにPFの役者の身体は、構造で笑わせようとした時、余計な意味を付加させないから、派手さが無いっていうのが逆に武器になると思ってね。

渡辺:それで、そういった、アドリブ的な笑いであったり、勢いで笑わせるものであったり、もしくはキャラクターの笑いであったりを廃した、無理矢理笑いを取りに行こうとしない姿勢というものが、「紳士的な笑い」というコンセプトに結びついたんだ。

又吉:イメージでいうと、ラーメンズやバナナマン、世代を上げるとシティーボーイズのような感じかな。彼らの公演はコント公演でありながら、とても構築度の高いものであるし、笑いの取り方も、非常にスマートで、紳士的だと思う。

―コントの脚本はお二人で分担して書かれたそうですが。

渡辺:とりあえず二人とも「紳士的な笑い」を目指すということで、こういう笑いはやらない、ということを箇条書きにして、ルールを最初に作ったんだ。いわば二人の間での「紳士協定」だね。

又吉:これによってコント全体にも、統一感が出せるんじゃないかと思ってね。それでも挙がってきたコントを並べてみると、ジャック(又吉は渡辺のことをこう呼ぶ)と私のコントで結構違いはあったね。

渡辺:ファースト(渡辺は又吉のことをこう呼ぶ)のコントはドラマティックだね。会話の積み重ねによる、登場人物たちの感情のぶつかりで笑わせていくコント。それに対して私のコントは、設定で転がしていくものが多い。おかしな設定ばかりなので、観た人にはファンタジーのような印象を与えるかも知れないな。稽古中、ファーストにも「まるで童話の世界のようだ」と言われたしね(笑)。

又吉:だから全体的に予想していたよりもカラフルな印象になったと思うよ。

―今回の客演陣は皆さんPFメンバーよりも若い方々ですね。

渡辺:PFメンバーは皆どこか、舞台上で何かするということを、斜めから見ているような、そんな感じがあって、それがさっきも言ったようにお祭り騒ぎになれない要因でもあるだろうし、逆に今回のようにキャラクターの笑いが不要、むしろ邪魔になったりする公演には適していると思うんだけど、脚本の笑いだけではあまりに予定調和になってしまい面白くない。だからそこにイレギュラーな要素が欲しいと思ったんだ。

又吉:今回客演してくれるのは皆真っ直ぐな人たちで、私たちなら「ココは70くらいかな」と制御してしまうところを、100だったり、時には120のパワーで演じてくれたりする。それが意外性を生んで面白いと思うんだ。

渡辺:それに彼らは、一つのキャラクター色に染まっていなくて、非常にプレーンな感じがする。だから今回の公演にもってこいの演者だと思うよ。

―最後に何か一言お願いします。

又吉:最近の、インパクト重視の瞬間一発芸的なテレビの笑いに食傷気味の貴方に、ジェントルでスマートでエレガントな笑いをお届けしたいなと。是非、友人・家族・想い人等お誘い合わせの上、ご来場頂きたい…。

渡辺:(突然)あっ!あんな所で見目麗しいレディーが水溜りにハマりそうに!

又吉:何ぃ!そこの御婦人!私のハンケチーフをお敷きなさい!!

(又吉・渡辺、ともに女性の所に走って行く)


以上、インタビューでした。公演情報はコチラ↓
http://pfofficial.shime-saba.com/lcg.html


それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2009年05月31日

特別支援 PF第5回公演『鉄塔の上の三人』を考えるB

今日は本番ということで、公演の手伝いをして参りました。

意気込んで、スタッフ集合30分前に会場のハーモニーホールに到着するも、誰もおらず、ホールの扉には鍵。

早く着き過ぎ.jpg

仕方ないので、差し入れを買いに、近くの京成百貨店に行きました。東京みやげに見せかけるため、箱の銘柄に「GINZA」と書かれたお煎餅を買いました。

中に入るとそれはそれは奇妙な鉄塔の舞台装置が。『ループに纏わる不快感』の時といい、PFはハーモ二ーホールを変に使いたがるクセがあるみたいです。ちなみに下の写真、左にいるのが又吉クンです。右の光っている方にはいません。

舞台と又吉.jpg

こんな変な舞台なので、お客さんを客席まで案内する係りが必要です。というわけで、それが今回の僕の仕事です。下は大沢ハローを案内するの図。映画『ドロップ』の成宮クンと同じ髪型です。

大沢を案内.jpg

そんなこんなで公演も終わり、バラシの合間を縫ってコレを更新してます。バレたら怒られるかしら。出演者・スタッフの皆さん公演お疲れ様でしたー。

それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2009年05月25日

特別支援 PF第5回公演『鉄塔の上の三人』を考えるA

スミマセン!更新遅れました!

今回は作・演出の又吉クンに話を聞いてみました。

アンケート「鉄塔の上の三人の上の人への三問」

@今回の芝居はどんな感じ?

少人数での会話劇なんですが、男2人と女1人のパワーバランスがコロコロ変わるんで難しいですね。でもそれが面白の一つだと思います。
シリアスコメディは何本か書いたことがあったんですが、今回は結構こねくり回した芝居です。


A3人のPF役者陣はどんな感じ?

3人揃って苦しんでる感じですね。今までよりも細かく決めてるんで。それでしばしば混乱することも。まあ、台本が遅れに遅れたのがかなり影響してるんですけど。
あと皆だんだん遠慮が無くなって口が悪くなってます(笑)良いことだとは思うんですけどね。


B最後に何かメッセージは?

今回は人数も少なく、にぎやかな話では無いかもしれないですが、その分それぞれの個性が存分に出ていると思います。
シリアスな路線ですけど、シリアスなりの面白さを共有出来れば嬉しいです。
なので是非足をお運び下さい。お願いします。


mtower.jpg

写真は塔になった又吉です。
先日21日で26歳になりました。

『鉄塔の上の三人』の公演情報はコチラ

それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2009年05月17日

特別支援 PF第5回公演『鉄塔の上の3人』を考える@

アンケート「鉄塔の上の3人への3問」


神長春菜への3問

@今回の芝居はどう?
みんなのテンションが高め。そういうシーンをたくさん稽古したからでしょうか。

A今回の昆はどう?
半そで。夕飯のしょうが焼き弁当を「からあげ弁当にしとけば良かった」って言ってました。

B今回の小林はどう?
いつも同じ。ジャージで稽古しているので、すその部分が大分汚れてきていました。


昆節夫への3問

@今回の芝居はどう?
何となく楽しげな感じです。

A今回の神長はどう?
稽古中にお菓子のくずをボロボロとこぼすのをやめてほしいです。

B今回の小林はどう?
又吉さんの話を聞いていない時があるので怒られるんじゃないかとドキドキします。


小林拓司への3問

@今回の芝居はどう?
スキルアップですね、どんな感じというよりは、目標になるんですが。僕個人じゃなくても。PF全体としてレベルが上がって、そして、それを今回の芝居で提示できたらと思います。あと、議論が多い。

A今回の神長はどう?
何か疲れてるんスかね。色々大変そうだとも思う。いやでもノジコさんの演技は迫力ありますね。

B今回の昆はどう?
昆はいつも通りの感じだと。今回だけ特に何か違うという感はあまり。あ、でも、よくアドバイスもらってます。助かってます。

pftower.jpg

写真は塔になった3人です。
来週は作・演出の又吉クンに話を聞いてみます。

それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2009年02月15日

特別支援 PF第4回公演『ナンシーちゃん』を考えるB

前回の続きで、今回も出演者について聞いてみました。


―須藤サンは演劇集団「風ノ街」の1年生ということで、僕らの後輩にあたりますね。どうですか、5コ下ですけど(笑)

又吉:年齢的には6コ離れてますけどね、正直そこまでの距離感は感じていませんね。なんというか演劇に熱心な時期というか、稽古場等では年齢ではなく経験とかそこらへんで、なんていうかヒエラルキーが成立する気がするんですよね。だから僕らのような駆けだしは、あまりはっきりとした序列は出来にくいというか(笑)

―僕らもまだ演劇始めて、たかだか5、6年ですもんね(笑)世代のギャップみたいなのも無い感じ?

又吉:雑談中とかはあったりするけど、僕の場合今に始まった事ではないというか(笑)でも考えたら平成世代ですもんね。どうなんだろう。向こうはものすごいギャップを感じてるのかもしれないですね(笑)

―須藤サンは高校時代に風ノ街時代の又吉作品(※1)を見たことあるということで、あまりそういうギャップも感じなかったりするんじゃないのかなと。

又吉:いやところが、今回今までに無いくらいメチャクチャにしてるから、多分面食らってるんじゃないかなと思いますね。歯医者のシチュエーションからシンナーやらテロリストやらの作品ですからね。大変だと思いますね。

―『アンデパンダン』も相当ぶっ飛んだ話だったと思うんだけど(笑)

又吉:片鱗は見てると思いますね。アレはなんかぶっ飛ぶカンジがスパイスというかアクセントくらいで留まってるけど、今回はそれがメインだから(笑)そのせいか、たまにシーンの意味が分からなかったらしく、説明すると「あー!」ってなってます(笑)本人は自分に理解力が無いからだ、とか言ってましたけどこっちとしては、いやいや、台本が乱暴なんだよって言ってあげたいくらい(笑)

―風ノ街の公演で須藤サンの芝居を見たとき、思い切りのいい芝居をする人だと思ったんですが、今回演出してみてどんな感じですか?

又吉:こうやってみて、って言った直後とかは探りながらやるんですが、一旦考えてから出す時は結構振り切れたりしますね。多分助走があれば出来る人なんじゃないかと。

―では、客演陣最後の一人、負犬祭代表で、僕らと風ノ街同期の能村クンですが。

又吉:とうとう彼ですか。

―来ましたね、モンスターが(笑)

又吉:まさにってカンジですね。実際手綱が握れなくて困ってます(笑)

―何が飛び出すか分からないですからね、彼は(笑)彼を演出する人間は必ず、最終的には「能村クンはそのままの方が面白いんじゃないか」となるっていう(笑)そんな演出キラーな彼ですが。

又吉:その経験を生かして、今回なるべく矯正部分が少ないように配慮してみようかなとも思ったくらいです。

―又吉作品はえらい久しぶりだよね。4年ぶり?

又吉:4年・・・大学2年の時だから、そうだね、4年ぶりかな?『HELP!』(※2)のときは最後のダンスで苦労させられました(笑)

―あれからお互い何本か芝居やってますけど、お互い成長みたいなのを感じたりは?

又吉:僕としては前ほど役者の身体性を無視したキャラとかを振ったりはしないようになりましたね。もちろんイメージにある動きとか言い方とかは結構粘り強く要求しますけど、能村君には今までまざまざと見せ付けられてきてますしね(笑)実際今回は割と何を飛び出しても良い様な設定を彼には与えたつもりなんですけど、そこから更にハミ出してしまうような動きだったり表情だったりしてしまうんで驚かされてます。一回彼のレントゲン写真を見てみたいって(笑)

―まだ何か隠し持ってると。6年来の付き合いなのに(笑)

又吉:よく見れるようになったら、細かい部分でもっと複雑に奇天烈だったっていう(笑)

―(笑)なるほど。それでは次はPFメンバーについて聞きたいんですが。今回(小林)拓司が入って初の公演ということで。でも正直これだけ客演が多いとあんまりそれは関係ないのかなっていう(笑)

又吉:全然意識せずにやっちゃってますね。可哀想に(笑)でも拓司には結構難しそうな役をやってもらってます。今まで彼はやったことないだろうし、ちょっと油断するといつもの彼になってしまう、その境界線をちゃんと引かないと芝居のバランスまで崩してしまうような、そんなポジションの一角を担ってもらってますね。

―拓司とやるのもひさしぶりだよね?

又吉:そうですね。確か『アンデパンダン』以来だと思うし。三年ぶりとか?

―あの時結構彼の演出に苦戦していたような印象があるんですが。

又吉:「こんなカンジでやって」っていう指示を出して、結構時間かけて演出したのに次の日には忘れてて(笑)ふざけてんのかって思ったら大真面目だったり。だからあの時は自分が納得しないと頭に残らないタイプの役者なのかなって思いましたね。

―積み重ねタイプというよりはいろいろ試したいタイプの役者なんだろうね。

又吉:って言われて、あーそうなんかなーとは思うようにはなったけど。実際最近は大きく的を外したりするような演技はしなくなってますしね。

―やっぱり最近かなりの公演数出てるからですかね(※3)。今一番芝居してる茨大生でしょ彼は(笑)

又吉:連続もいいとこですよ。ハイペースですよね。年何回芝居するんだっていう(笑)

―場数こなしてきた経験値に期待しつつ(笑)他の2人のメンバーですが、「大勢の出演者の中で自分をどう見せていくか」という、前回とはまた違ったプレッシャーが今回客演陣にはあると思うんですが。

又吉:昆は前回苦労しそうな役どころだったので、今回は脇にまわってもうちょい好きに遊べそうなポジションをやってもらってますね。本人の希望もあってですけど(笑)やっぱり僕の台本をどうやったら良いか、みたいな正解を捉える勘は良いみたいなので、結構助けてもらってますね。あと台詞入れが早い(笑)

―客演陣の前でいいところ見せたいんですかね(笑)

又吉:それはある(笑)

―のじこ(神長)サンはどうですか?

又吉:今回は彼女無しでは成立しない舞台というか、酷い女を演じてもらってるんです。おそらく僕の周りでは彼女しか出来ない。褒め言葉になってるかは微妙ですけど(笑)おかげで四苦八苦してますね。そういうキャラはすぐ出来そうなイメージはあるんですけどね、変な顔したり人殴ったり変な台詞吐いたりとか(笑)

―これまで一緒に公演を重ねてきたことで、又吉クン自身はこの2人のメンバーにやりやすさみたいなものとか感じてたりしてます?

又吉:やっぱり今まで見させてもらってますし、得意な分野だったり癖だったりなんかは把握してるつもりですね。だから割と癖が出だすと早い段階から注意しますね。他の方はそれがどの段階で消える症状なのかが分からないからちょっと泳がしたりしますし。あと結構無茶な注文もアレコレ考えずに言えたりするのは強みですね。その説明をしなくてもある程度の水準まで持ってってくれるのはだいぶ助かってます。

―それでは最後に、これを読んでくれてる皆さんにメッセージを。

又吉:かなり好き勝手にやらしてもらってるのは、色々実験的な公演だというのもありますけど、それを後押ししてくれるメンバーが集まったからだと思っています。賑やかな芝居なんで、是非気軽に足をお運びください。


※1 「風ノ街時代の又吉作品」
2006年3月に演劇集団「風ノ街」第53回本公演として上演された、『脇役たちのアンデパンダン』という作品。歯医者の待合室を舞台にしたコメディで、虫歯だと思ったら悪魔が憑いていて、元霊媒師の歯科医がその悪魔と対決するとか、確かそんな話。又吉本人も「顔に見える壁のシミ」役として白塗りで出演。「白塗りだと男前」と評判だった。

※2 『HELP!』
演劇集団「風ノ街」第53回本公演。2004年6月上演。又吉が作・演出を初めて務めた公演。とある一家の一夜の騒動を描いたコメディで、上演後も、とある高校の演劇部や、茨城大学演劇研究会でも再演されている人気作品。劇中に、ビートルズの『HELP!』にのせてダンスを踊るシーンがあり、初演時、踊れない能村と渡辺はかなり又吉にしごかれた。

※3 「最近かなりの公演数出てる〜」
今年度、小林は、2008年6月に風ノ街公演『ストレス』出演以来、8月に茨大演研公演『極楽トンボの終わらない明日』、11月に風ノ街公演『死神は意外と美人。』、年明けて2009年1月には茨大演研公演『不満足な旅』、そして今回と、かなりのハイペースで公演に出演ており、本人の飄々とした雰囲気からは想像できない、演劇への並々ならぬ情熱に、周囲は驚きを隠せないでいる。


そんな訳で、PF第4回公演『ナンシーちゃん』の公演情報はコチラ↓
http://pfofficial.shime-saba.com/nansy.html


それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2009年02月08日

特別支援 PF第4回公演『ナンシーちゃん』を考えるA

今回は出演者について聞いてみました。


―今回出演者が多いですけど、稽古はどんな感じですか?

又吉:始めのほうは皆忙しくてなかなか集まれなかったですけど、最近は徐々に参加率が高まってきて、賑やかになってきましたね。賑やかになりすぎてたまにのじこ(神長)、下道さん、寺門さんのトリオがうるさくなってきてます(笑)

―出演者が13人って、又吉クンが今まで演出してきた作品の中で最多ですよね?

又吉:そうです。だからちょっと稽古のやり方が分かんなくて。

―演出していて、どんなところに今までとの違いを感じますか?

又吉:一番実感するのは、シーンをどんどん変えていけるってのが大きいですね。やってる途中に「ここで人増やしたいなー」と思ったときに待機してる人に出てもらって、役をその場で増やしたりとか。だからコントとかが随分やりやすくなってますね。衣装さんは大変みたいですけど(笑)

―結構元の本から変わった感じ?

又吉:ちょこちょこ増えてってますね。でもほんとちょこちょこっと増やしちゃって俳優さんたちは大変だと思いますね。だからちょっと軽々しく増やすのは控えようと(笑)元々そういうカンジで人を出したりしようと考えながら書いてはいたんですけど、実際現場に行ったら「まだ増やせる」ってカンジだったので。

―出演者についてお聞きしたいんですが。今回OH‐NENSさんから4人も客演されてますね。

又吉:念願叶っての(笑)。もう只のOH‐NENSさんのファンですからね。

―佐々木さん、富田さんとは今回初ですがどうですか?

又吉:稽古序盤にワークショップみたいなのをしたんですよ。椅子とかを二人がお互い「私のだ」と主張するやつ。佐々木さんは何がきても動じない、「静」の強さみたいなのが出てて若い衆が惨敗したのが印象的でした(笑)。富田さんはとにかく動きのキレが良い。あの上品な振る舞いはなんでしょうね。あまり周りにそういうキャラがいないのでとても新鮮でした。

―濱田クンと植田サンは2回めですが。

又吉:濱ちゃんはキャラの幅というか手札が増えてて驚きました。OH‐NENSにコンスタントに出演してるからなのでしょうかね?

―『ループに纏わる不快感』の時にも思ったけど、稽古開始時から本番までの伸び幅がとにかく大きい。

又吉:まだまだ成長過程だと。おっかないですねー。

―植田サンはどうですか?

又吉:『不満足な旅』(茨大演研09年1月公演)からそのまま参加してもらってますけど、稽古段階で結構力入れてやってもらえてるんですよ。演出する側からするとありがたい話で植田さんの迫力で、まだあまり出来てないシーンに緊張感が発生したりしてましたね。

―今回は、寺門サン・木谷クン・下道サンと、茨大演研OBの3人も客演してます。寺門サンは僕らと同期ですね。一緒にやるのは初めてですが。

又吉:何度か飲まされたことはありますけどね(笑)

―『イッツアスモールワールド』のときに出てもらおうって話あったよね?

又吉:実は細かい話をしますと、一番最初に大沢と僕とで風ノ街と演研さんとかの枠を取っ払って、一緒に演ってみたい人で公演を打ちたいねってことを寺門さんも交えて話してたんですよ。それで『イッツア〜』を書いてたら、スケジュール的に寺門さんは出演難しくなってしまって、別のメンバーを集め始めたと。だからプロフェッショナルファウル設立の、一端を担っていると言っても過言では無い人です、と顔合わせの時に言ったら、本人キョトンとしてましたよ(笑)「そうだっけ?」なんて言いやがる始末(笑)

―思わぬ肩書きを背負わされてたと(笑)今回3公演越しでの出演となったわけですが。

又吉:声と動きがなかなか上品な雰囲気でして、そこら辺は富田さんに似ているかなってカンジですね。でも最初「オッサンみたいにやって」とか言ってしまって、結構苦労してました(笑)

―演研時代、初めて寺門サンの芝居観たとき、存在がすごくクッキリしてるというか、凛とした演技をする人だなと思ったんですが。

又吉:その印象の通りでした。でも残念ながら今回凛としたキャラがいないので、ある意味一番の武器が使えない苦しみがあるかもしれないです。でもその存在の際立ちというか、飄々とボケるキャラってのが似合うんじゃないかと。そっち路線でもちょっと考えているんですけどね。

―木谷クンと下道サンは世代的にいうとノジコさんと同期ですね。この二人はどうでしょうか。

又吉:下道さんは印象として真っ直ぐなカンジというかそういう強さがある気がしますね。ヒロインキャラというか。

―実際本人と話しててもそうなんだけど、スゴイいい子なのが伝わるよね。真面目というか。

又吉:ありますね。でもそれをそのままやるのもどうなんだということで、自分のことを「良いヤツ」だって言っちゃうボンボンの坊ちゃんのキャラをやってもらうことにしましたね。これは本来いなかったというか下道さんのカンジを想像して書いたキャラクターですね。

―坊ちゃん?

又吉: 御曹司。でもヘンな人っていう(笑)

―男役なの?

又吉:うーんどっちとも言えないかな。

―思わぬ謎が(笑)じゃあ観てのお楽しみということで。木谷クンはどうですか。

又吉:こちらも休み無しで参加してもらってるんですけど、自分の想像の外から手札を出してくるというか「そういうテもあるなー」と思わせてくれますね。動けるし、台詞の使い方もウマイ。もうちょい早くに組んでみたかったです。

―木谷クンには今回どんな感じのことをやらせようと?

又吉:そんな木谷君に敢えて大人しめなキャラを振りまして、それを木谷君がやることによってはみ出る部分をうまく反映できればなと思ってますね。


出演者が多くて聞ききれない!ということで続きは次週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
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2009年02月01日

特別支援 PF第4回公演『ナンシーちゃん』を考える@

本番まで1ヶ月をきったということで、今回も又吉クンに公演のことを色々聞いてみました。


―今回、あらすじを読む限りだと、アイドルの女の子と、その兄の話を軸に展開していく感じなんでしょうか?

又吉:そう書いてはいるんですけど、実際の主軸はプログラマーの男とプラダーウィリー症候群の男を加えた四人なんですよ。でも話を動かして行くのはアイドルの女の子、マタカちゃんという。

―プラダーウィリー症候群というのは?

又吉:どれだけ食べても満腹にならない病気ですね。脳が満腹だよっていう信号を出さないらしいです。この男の話は、信仰についてですかね。本来なら際限なく食べてしまう為に、この病気である患者は節食しなければならないんです。でも彼は食べてしまう。なぜなら彼は自分がこの病気をもたらされたことに何か意味があると絶対的に信じているからなんです。そんな話。

―もう一人のプログラマーはどういう人物なんですか?

又吉:プログラマーの男は、テロリストに昔無理やり爆弾を遠隔操作出来る起爆装置を作らされたっていう設定です。その企みは失敗に終わったんですが、その男にとっては、その装置を作った時点で世界を見放してしまったというか。それ以来彼は世界ってものに実感を持てずにいる、っていう話です。

―全体でどんな展開になるのか想像できない(笑)

又吉:想像しにくい話なのかもしれない(笑)。でも意外とオーソドックスな展開だとは思うんですよ。

―シーンがあっちこっちに入れ替わるってことだけけど、この主軸の人物たちのエピソードが交互に展開していくって感じでしょうか?

又吉:そうですね。展開していくにつれて徐々に交わっていくっていうカンジですね。コント調で(笑)

―お得意の(笑)。でも、今までとはだいぶ趣きが違うよね?今までは、1つのシチュエーションでいろんなキャラクターが交わって、その人間模様を見せてくって感じだったけど、今回は、ストーリー自体が交わっていくというか。

又吉:ちょっと人がたくさん出る芝居を書きたくなって、それで僕『ふくすけ』(※1)が好きで、あんなんやりたいなーって考えた芝居が今回なんで。

―じゃあ、今回はわりと派手目な感じになるんですかね?

又吉:見た目は結構派手だと思います。人が多いのもさることながら、衣装もたくさん使用する予定だし。

―一人多役みたいな?

又吉:もうゴッチャゴチャになってますね。平均一人三役くらいにはなってるはず。

―役者13人×3役=39役!?(笑)

又吉:だから衣装が大変ですよ(笑)。のじこさん(神長、衣装担当)もゲンナリだろうなと(笑)。一つ一つの役は決して大きくは無いんだけど、でもそのゴチャゴチャ感もやりたかったことなんで。

―今回そういう風にしようと思ったのはどうしてなんですかね?

又吉:このユニットというか団体が、どんなことを出来るのかっていうのが知りたかったってのはありますね。思いつくジャンルで、こういうゴチャゴチャして人がたくさん出てくるってのを今まで上演したことが無かったので、一度やってみたかったというか。自分らの劇団メンバーでやっていく前に、色んな人たちとの交流が後々プラスになるんじゃないかと思ったりもしました。というか自分らだけだと少なすぎたってのもあるけど(笑)。でも結局はこういう話を思いついちゃったからっていう一言に尽きるんですけどね(笑)

―とりあえずこんなのもやってみたい、と。

又吉:ミーハーなもんで(笑)

―今回いくつかのエピソードが交錯していくってことで、今までようなのミクロな人間同士のやりとりではなくて、もっと大きな流れというか、「物語」をやろうとしてるのかなって感じがしたんですが。

又吉:今回書くに当たって苦労したのがその部分でして、物語で書いたことがあまり無かったというか。だからどんな流れにしたら魅力に思えるかってところから考えてたら、時間があっという間に過ぎていきました(笑)

―だいぶ執筆が難航してたみたいだもんね(笑)

又吉:何回ガストに行けば気が済むんだっていう(笑)(※2)

―今まで物語に行かなかった理由ってあります?

又吉:よくよく考えたら特には無いんですよね。今まではシチュエーションを思いつくのが最初で、そこからどんな事が起こったら面白いかを考えてましたから。多分物語ってのはそれだけで独立したテーマというか、物語だけで成り立つ強さみたいなものがあると思うんですよ。でも僕が今までやってきたものは人物のバックボーンだったり状況の変化だったり劇の構造だったり、それらがあって成り立つ話ばっかりだと思うんです。だから物語ってものにちょっとビビッてたところがあったと思いますね。

―そっちの方向性で書いてみてどうですか?

又吉:割と演劇っぽい台詞がたくさん出てきましたね。今までもそこそこあったんですけど、今回は一つの場所に固着せずに出来るので、そこらへんが存分に使えるというか。それに比例して劇的なシーンっていうのも増えてると思いますね。


※1 『ふくすけ』
人気劇団・大人計画の主宰、松尾スズキが作・演出を務め、1991年に「悪人会議」というユニットで上演した芝居。薬害で生まれた巨頭症の奇形児「ふくすけ」を主人公に、失踪した躁鬱病の妻を捜す男の話や、歌舞伎町を牛耳る3姉妹の話、悪党の男とその盲目の妻の話など、人間の負を描いたいくつものエピソードが怒涛のように展開していく。又吉が観たのは、1999年に松尾のプロデュースユニット「日本総合悲劇協会」によって再演されたもの、がCSのシアターテレビジョンによって放送されたもの。シアテレ万歳。

※2 「何回ガストに行けば〜」
又吉は台本のプロット(筋書き)を考えるとき、いつも茨大前のガストで考えている。自分(渡辺)も一度真似してガストで台本を書いてみたが、客の茨大生がうるさくて集中できず、結局、目玉焼きハンバーグのご飯味噌汁セットを晩飯として食べて帰った。


次週は出演者について聞いてみたいと思います。

それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
posted by 渡辺 at 01:33| 特別支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

特別支援 PF新メンバー小林拓司を考える

PFホームページのトップのニュース欄を見ていただいた方はお分りかとは思いますが、

PFに新メンバー、小林拓司が加入しました!!

いやー、メデタイメデタイ。彼は茨城大学の演劇サークル、演劇集団「風ノ街」にも所属してまして、僕や又吉や大沢、神長の後輩に、昆とは同期にあたります。彼には何度か僕の演出する芝居に出てもらったこともあり、外国人役をやってもらったりしたのですが、この前のカゼマチの11月本公演を観たら、また外国人役をやってました。多分顔が欧米系だからでしょうね。あと僕らの中では俳優の松重豊サンに似てるとよく言ってます。去年やってた朝の連続テレビ小説の『ちりとてちん』で主人公の父親役やってた強面の俳優サンです。ピンと来ない方は各自ググって画像とか調べてください。

という訳で今回は、小林拓司加入を記念して、今までココでやった企画を彼で考えてみたいと思います。


3発目より 実写版キャストをやるとしたら…

⇒『OH!マイキー』のキャラクター
(あ、あれ元々実写ですね)

4発目より キャッチフレーズ

⇒「私も貝になりたい」
(ホントに何も言わないから。のクセして「貝」の部分をイヤラしい意味でとったりするから)

19発目より PFバンド

⇒Dr.Ilmas(イルマス)
(テレ東系の深夜番組『イツザイ』から生まれたイケメンバンド、ハイ・ロケーション・マーケットのドラムス、イルマス君に似てるから。分からない方はだからググれってばよ)

22発目より 言わせたいセリフ(サスペンス)

⇒「アレ?その名前どっかで聞いたことあるような…」
(早く言え。)

23発目より 言わせたいセリフ(バトルもの)

⇒「そんなにオレと戦いたいの?…メンドクセェなぁ」
(早く戦え。)


ホームページの企画コンテンツでは他にも、VOICE×VOICEでは拓司初参加の作品(脚本は僕が担当してます)が、僕のもう一個の企画『緊縛ショートショート』では、拓司加入に引っ掛けて、『4人目』というタイトルのショートショートが1ヶ月半ぶり(スミマセン…)に更新されていますので、そちらも合わせて御鑑賞下さいませ。

あ、あと拓司が来年1月に茨城大学演劇研究会サンに三たび客演するそうなので、是非観に行かれてはいかがでしょうか。岸田戯曲賞作家、倉持裕サンの『不満足な旅』という作品をやるそうです。詳しい公演情報はコチラの演研サンのBlogでどうぞ。
⇒ http://ibadaienken.blog.shinobi.jp/

それではまた来週。アリ−ヴェデルチ!(さよならだ!)
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2008年09月28日

特別支援 PF第3回公演『僕の騒がしい妄想』を考えるB

―出演者の話をしようと思うんですが。まず客演陣から、小林サンはどんな感じでしょうか。

又吉:やはり群を抜いて器用というか、迫力がありますね。エチュードしてインスピレーションを受けようと思ったんですけど、「この人は何振っても大丈夫だ」という印象を受けたほどですから(笑)

―普段ACMで古典とかやられてる人だし、やっぱり存在感って言う意味でも違う感じはしますかね。

又吉:その人が僕らの「悪ふざけ」的な芝居をやる訳ですから、稽古やってて僕がかなり楽しんでますね。

―小林サンは今回この公演の企画発案にも携わってて、「KOBA.PFnetwork」ってプロジェクト名にもなってますが、小林サンから作品に対しての要望はどんな感じだったんですか

又吉:要望というか、こんなカンジでやりたいっていうのは、水戸で演劇をやりたがっている人を誘いたいっていうのと、あと昆と絡みたいっていうのだったと思いますね(笑)なんか以前から昆の演技を見てヤキモキしていたらしく、一回ちゃんと組んでみたかったと言ってました。

―(笑)目原サンはどうですか。

又吉:これが意外、っていうと偏見かもしれませんが、今まであんまりはっちゃけたキャラをしたことが無いらしいんです。

―アムロの物まねとかの印象あるけどね(笑)

又吉:そうそう(笑)それがまた上手くてね(笑)だから稽古を重ねてキチンとギャグキャラを作ってもらったらこれがまた面白くて。

―演劇研究会時代からすごく器用な役者サンだってイメージがありますよね。感情表現が細やかというか、すごく繊細な演技だなぁと思うんですが。

又吉:一度テンションを上げることに慣れてしまえば、きっと難なくやってくれると思うんですが、まだ慣れてはいないみたいです(笑)

―じゃあ今回ははっちゃけた目原サンが見られると(笑)

又吉:あんま言うと怒られると思いますが、そうです(笑)

―では期待しつつ(笑)次は植田サン。劇団オーネンズからの客演ですけど、植田サンも目原サンと同じく演研出身の役者サンですね。

又吉:植田さんはですね、とにかく声がデカイ(笑)テンション上がるシーンなんかはこっそり耳を片方塞いでたりしますしね。でもその大きな声のおかげで、変な台詞を言わせたりできちゃうというか。植田さんはどんな台詞も自信を持って言ってくれるので、それで助かってる部分はありますね。

―感情の激高が結構求められる又吉作品とは親和性が高いと思うんですけどね。あと「風ノ街」時代から又吉クンの本を評価してくれてたっていうのもあるし(笑)

又吉:演りたがってたかは知らないですけどね(笑)あとモノマネすると、なぜか知らないけど迫力がありますよ(笑)

―植田サンってキャラクターが立ってて、演研出身だけど、どっちかっていうと僕らカゼマチの畑に近いんじゃないかっていう感じがしてて(笑)

又吉:それはある。

―そういう意味でも結構又吉クンにとってはやりやすい人なんじゃないかと思うんですが。

又吉:イメージしやすいというか、書いてきたギャグをすんなり水準まで持ってってくれてますし、助かってますね。

―では客演陣最後。山口サン。劇団キミトジャグジーからの客演です。又吉クンは水戸市民演劇学校の卒業公演からのファンで、念願叶っての客演ですが。

又吉:もうホント、実際ただのファンですからね(笑)それが共演だから、分かんないもんだなーって。

―言ってみるもんだなーっていう(笑)

又吉:そうそう!(笑)彼女のキャラの掴み方というか、見せ方のウマさは演劇学校の公演の時に分かってたんですが、あんなに動くだけで面白い役者はあんまり見たことないですね。動くことで気分がノって、それが台詞を発するときに相乗効果でまた面白になるっていう。テクニック的な面白さじゃなく、持って生まれた体格の武器もそうですけど、自分を本当上手く使える人なんだなと今回本当思いますね。

―キミジャグの『逆風』の時に、又吉クンの本で山口サンがメインの役だったけど、あの時も「山口サンをこう見せたい」っていうイメージがわりと明確にあって書いてたような気がしたんですが。

又吉:あー。結構テンション上がり系のキャラをしばらく見てたんで、飄々と奇天烈なことを喋る山口さんを見たいってのもあって、ああいう役になったってのはありますね。

―だから今回も、この人はどういう見せ方がいいのかっていうのを模索してくっていうよりは、ビジョンははっきり見えてるのかなっていう。

又吉:勝手なんですけど、ギャグキャラだったら結構好き勝手書いても山口さんなら大丈夫だろうという信頼はしています。本当勝手になんですけど(笑)その中で一番似合うのはどれかなっていう意味では着せ替え的な稽古をしていきたいなと。

―かなり信頼は厚いと。

又吉:厚いですね。これ、負担以外何ものでも無いですけど(笑)

―PFメンバーは今回どんな感じですか?

又吉:今回客演陣の個性の濃さに比べると、彼らは幾分負けてる気がするんですね(笑)でも客演の方々に呑まれない為には、というとこを意識してもがいてるカンジは見受けられますね。僕的にノジコ(神長)さんが活きるようなキャラ設定を見つけることが出来たと思ってるんで、ノジコさんは幾らか安心して見ているんですが、昆がねー、大変そうですね。台本の半分は昆の台詞と言っても過言じゃないくらい台詞の量がありますからね。

―コメディってことで彼のフィールドな感じはするんですけどね。

又吉:やっぱり好き勝手書きすぎたというのは否めない(笑)僕も今まで上演してない雰囲気のホンだし、彼らとは数年の付き合いですけど今まであまり演ってきてないキャラだったりするんで、それを捉えるのが難しいのかもしれませんね。

―ホームながらにしてまさかのアウェイ公演だと(笑)主宰としては今回彼らに求めてることとかあります?

又吉:放っておいても頑張る人らではあるんで、せっかく豪華な客演陣を迎えたんだから、色々盗んだり勉強させてもらうつもりで、色んなとこを吸収してくれたらありがたいですね。今後の台本が書きやすくなるし(笑)あと目原さんのスタッフとしての能力の高さを、主に昆が受け継いで欲しいですね。あの能力はスゴイと思います。マルチですね。

―今回はメンバーにとっては修行だと(笑)じゃあ最後に、コレ読んでくれてる人にメッセージお願いします。

又吉:こんなにマジメに答えてきましたけど、今回の台本は本当に知性を感じさせないギャグがとても多いです。でもそれをちゃんと面白いモノに仕上げてくれるメンバーが集まってくれたと思っています。是非観に来てください。


という訳で、そんなPF第3回公演『僕の騒がしい妄想』の公演情報はコチラ。↓

プロフェッショナルファウル Presents Vol.3
『僕の騒がしい妄想』

作・演出
又吉知行

出演
昆節夫
神長春菜
又吉知行
小林祐介(水戸芸術館ACM)
植田聡平(劇団 OH-NENS)
目原瞬(劇団(ワル!))
山口里美(キミトジャグジー)

日時:2008/10/04(土)14:00〜/17:00〜
   2008/10/05(日)13:00〜/16:00〜
(上記は開演時間です。開場は15分前からとなります。)

料金:前売り¥800 前売りペア¥1400 当日¥1000

場所:茨城大学サークル棟2階 共用練習室(1)
(JR水戸駅北口バスターミナル7番乗り場から、茨城交通バス「茨大行(栄町経由)」に乗車、「茨大前」で下車。茨大正門から入りまっすぐ進み、一番奥の建物です。)

チケットをご予約の方は以下の項目をメールにご記入の上、p.foul.info■gmail.com(■を@に変換してください)宛てに送信してください。↓

・お名前
・電話番号
・ご希望の回(何日の何回目を希望するか)
・ご希望枚数(ペアチケットの場合はその旨)
・注意事項

ご予約いただいたチケットは、公演日に会場受付にて前売り料金と引き換えにてお渡しします。
チケットをご予約いただいたお客様は開演10分前までに会場にお越しください。
前売ペアチケットは、お二人様が同じ回でご入場いただける場合のみ有効となります。お一人様でご入場の場合、チケット料金の払い戻しは致しかねますのでご了承ください。
万が一、予約のキャンセルをご希望の場合は、公演日の一週間前までに連絡してください。
ご連絡なく当日受付での変更の場合、当日料金をいただくことがございますのでご了承ください。
開演予定時刻の5分前までにご来場のない場合、ご予約をキャンセルとさせていただく可能性がございます。



それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
posted by 渡辺 at 04:04| 特別支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月21日

特別支援 PF第3回公演『僕の騒がしい妄想』を考えるA

―記憶との対話という構造、というか設定はどういう着想で?

又吉:元々話の筋はネタ帳にあったんですけど、良いやり方が思いつかなくて。そしたら最近「ハイバイ」(※1)という劇団を知りまして。あなたから(笑)

―駅前劇場に見に行きました(笑)

又吉:それや野田秀樹さん(※2)の手法を混ぜたカンジにすれば上手く舞台に上げられるんじゃないかとひらめきまして。まあお手本にさせて頂いたということですね(笑)

―演劇的な手法をいろいろ試してみようと。

又吉:せっかくの「演劇」ですからね。色々やんないと勿体無いし。

―じゃあ今回も結構特殊な見た目の芝居になりそう?

又吉:割とそうですね。手法としてはやりつくされてるところはあるけど、それが今回の話にマッチしていたというか。ただその手法を使って特殊性をアピールするだけには終わらないというか。そこら辺は上手くいってると思います。見た目にも意識してます。

―その元々の話っていうのはどういうトコから?

又吉:確か、自閉症の子どものドキュメント番組かなんかを見たときと映画の『ストレイト・ストーリー』(※3)を見てあと・・・だったと思います。良いなぁと思ったのは、一人の人間が行く先々で色んな人と交流していくってとこで、それが自閉症のドキュメントの衝撃とが合わさって思いついたカンジですね。

―記憶のロードムービーだと。

又吉:それカッコイイ(笑)

―こういう話にしてもその見せ方にしても、ちょっと捻じれてるっていうか、観客にちょっと挑戦的な感じなところってPFの作品の裏コンセプトみたいになってる気がするんだけど、そこら辺はどうでしょう?

又吉:正直、常に変わったことをやろうとは思ってはいないんです。ただ、挑戦まではいかないけど、「悪ふざけ」も許される集団に憧れるというか(笑)だから近々真っ当なストレートプレイをするかもしれないし、今まで以上に捻じれた、ふざけた芝居をするかもしれません。今のところは悪ふざけ寄りな話を演っていきたいとは思ってますけどね(笑)

―ふざけていきたいと(笑)

又吉:なんというか、僕の好みなんですけど、派手なモノが好きなんです(笑)見た目だけじゃなくて構造の珍しさだったり、ストーリーの触れ幅が広いのだったり。純粋なコメディは、笑えるっていう利点が僕にとって派手な気がするんです。そういうモノに惹かれやすいというか、魅力を感じるアンテナがそういったものに働くというか。メンバーはどうかは知らないですけど(笑)彼らはどう考えてるんでしょうかね?(笑)

―アナーキーな方向に行くと、まずメンバーに理解を求めるのも大変なんじゃないかと思うんですが。

又吉:今のところ、そこら辺は一任させてもらってはいるんですけど、いつストを起こされるかは分かんないですね(笑)

―そこら辺は今回エチュードで積極的に役者から出てくるものを取り入れてるっていうので、緩和されてる感じはあるんですかね?

又吉:やっぱりその人に合った台詞を書いてあげたいし、出来るだけ尊重してあげたいとは思ってますけど・・・どうですかね(笑)今回のその作り方を今後もやっていくかは分からないですけど、僕に合った書き方もきっとあるだろうし、それとの兼ね合いで顔色伺いながらやっていこうと思います。

―特に今回客演陣が多いんでそこら辺の影響はやっぱり大きいんじゃないかと思うんですが。

又吉:ありますね。まずは手札を見せてくれ的な(笑)

―ケミストリーを期待しつつ(笑)

又吉:個性豊かな客演陣なんで、こりゃあエチュードしたらきっと閃くぞ、と。大分楽させてもらおうという魂胆があったことは白状します(笑)

※1 ハイバイ…2003年に作・演出の岩井秀人氏を中心に結成された劇団。リアルな演技の「現代口語演劇」を基調としながらも、俳優に年齢不相応な役を演じさせたり、出番ではない役者を舞台袖の観客に見える場所に待機させるなど、劇世界が虚構であることを敢えて提示するような演出が特徴的。渡辺が観劇したのは、2008年6月に下北沢駅前劇場で上演された『て』という作品。面白かったので過去公演のDVD2本(1本は又吉に頼まれて)買っちゃいました。

※2 野田秀樹さん…元「劇団夢の遊眠社」主宰、現「NODA・MAP」主宰の劇作家・演出家・俳優。1983年に『野獣降臨』で岸田戯曲賞受賞。舞台作品の主な特徴としては、「言葉遊び」を多用する重層的な物語、舞台上を走り回る・飛び跳ねる等の役者のダイナミックな演技等が挙げられる(が、最近はだいぶスタイルも変わってきている)。個人的に、芸人のダブルダッチの「飛んだり跳ねたりラジバンダリ」っていうギャグを聞くと、この人が思い浮かぶ。

※3 ストレイト・ストーリー…デヴィッド・リンチ監督のロードムービー。1999年公開。アイオワ州ローレンスに住む老人が、時速8kmのトラクターに乗ってウィスコンシン州に住む病気で倒れた兄に会いに行くまでの物語。1994年に「ニューヨーク・タイムズ」に掲載された実話を基にしている…らしい。スミマセン、観たことないんでwikipediaからそのままコピペしました。


次回は出演者について聞いてみました。それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
posted by 渡辺 at 04:42| 特別支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月14日

特別支援 PF第3回公演『僕の騒がしい妄想』を考える@

PF第3回公演『僕の騒がしい妄想』の本番まで、ついに1ヶ月をきりました。

というワケでこの企画では「特別支援」と銘打ち、『僕の騒がしい妄想』の作・演出、そしてPF代表である又吉知行へのインタビューを、今週から3週に分けてお贈りしたいと思います。

今週1発目は、脚本について聞いてみました。


―今回はどんな話なんですか?

又吉:英生という男がいまして、彼は精神を病んでいるんです。そのキッカケとなる事件の経緯を、彼の「記憶の人々」と呼ばれる方々と一緒に辿っていくという話ですね。

―英夫の記憶を見せていくって感じ?

又吉:一応基本ラインはそういう事になるんですけど、彼もその経緯の全てを記憶している訳ではなくて、出会った人の顔が思いだせなくて、その人に似てる記憶の人に、代わりに演じてもらったり、記憶の人が途中で出しゃばってきたりしちゃいます。一応全て彼の記憶だと。

―記憶の混線してる状態も見せると。

又吉:そうですね。そこら辺がかなりコントチックになってたりします。でも演劇でしか出来ない要素もあるし…だけどやっぱりコントに落ち着きそうです(笑)

―ただのサイコサスペンスじゃなくて、それがPFの「喜劇な悲劇」風に味付けされると。

又吉:むしろもっとサスペンス要素を増やさないとマズイんじゃないかと思ってます(笑)というか事件ってのもそんなにサスペンステイストでも無いから「事件」は言いすぎだったかも(笑)

―どっちかっていうとコメディ寄りの話になりそうなんですかね。

又吉:そうですね。気軽に見に来れるカンジにはなってると思います。

―今までPFで書いてきた話は、どっちかっていうと「悲劇」の割合が大きかったように思うんですが、今回「喜劇」を多めにしようと思ったのは、意図的に?

又吉:難しいとこですね。キャストを見る限り「喜劇寄り」な役者が多いってのに気づいたんですね。んで、今回の構造を思いついた時に、「これはコントがやりやすそうだ」って思ったわけです。なので、キャストに合わせて喜劇っぽくしたいなと思ってもいたんですけど、芝居の構造によって書かされた感もあるなーと思ってます。

―これまでは話ありきで書いてた感じ?

又吉:そうです。だからアテ書きとかしたことが無い(笑)モチーフとなる場所や事柄があって、そこから想像して・・・ってカンジなので、今回みたくエチュードから作るみたいなことはとても新鮮でした。

―自然と出てくる感じのもののカタチがコメディだったと。

又吉:そうそう(笑)コメディというよりギャグの羅列と言われてきたけど(笑)

―やっぱりそれっていうのは自分の文体だと思う?

又吉:そうなんじゃないですかね(笑)『ループに纏わる不快感』は、自分の中でもかなり意識して今までの文体というかギャグで流れを埋めるってことをしないように書こうと思ってたんですけど、やっぱり我慢できなくなって結局書いてしまった記憶があります(笑)

―じゃあ書く側としても、自分のスタイルがスッと出た感じの本になったと?

又吉:いくらでも、その「記憶の中」といういくらでも無茶苦茶できるという設定があったので、かなり自分色の強い作品になってる気がしますね。


次回は演出についてです。それではまた来週。アリーヴェデルチ!(さよならだ!)
posted by 渡辺 at 02:51| 特別支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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